cafe de psyche

ぱーそなる・すぺーす?(2002年4月)


東京はなんか曇りが続いております。ていうか、桜はいつ終わったんですか? 今年も季節感なく、私の生活は流れてるんですが…

さて今回は、ぜんぜんショートじゃない話。

あの〜、空いてるときの電車って、みんな異様に離れて座りません? で、混んできても、なんとか人1人分くらい空けて座ることってないですか? さほど意識もしてないのに。

混み具合のレベルがアップしてくると、その空き空間って面白いくらいに変化してきますよね。最初は1人分くらい空いてるんだけど、それが0.7人分になって、0.5人分になる。混んでんだから、すぐ詰めればいいのに、あくまでちょっとだけ空いてる(^^;)

パーソナル・スペース

座席だけじゃなくて、つり革もそう。なんかよく見ると、きれいに1つ空けで使ってて、いかにも隣の人を気にしてるみたいなのって、見たことないですか?

このように、人はどうも、ほかの人との間に空間を置きたがるようです。心理学ではこの空間のことを「パーソナル・スペース personal space」と呼んでいます。心の見た目3次元空間、それがパーソナル・スペース。

このパーソナル・スペースって、普通はよくわからないもんなんですが、時と場合によって見えるときがあって、それがこの電車のシチュエーションと考えられます。つまり、座った人の「どのくらい人と距離を置いておきたいか」がバシッと出ちゃうわけ。日常にも心理学は潜んでるんですね

で、思うんだけど、べたべたしているカップルのパーソナル・スペースって、いったいどうなってんだろう? なんであそこまでくっつけるんだろう? そんなに情熱的なの? 距離とらなくても問題ないわけ? 研究してみる?

……うらやましいにゃあ(なんかネコ化しちゃった(^^;))。

こんな風に、そこら辺に心理学的なことは転がってますので、ぜひ、探してみてください。